プレショットルーティンというのは何かアクションを起こす前の予備動作、またはきっかけなどの事を言います。
例えばゴルフのティショットのプレショットルーティンなどで代表的なのものは、
「ワッグル」
「スパットを決める(ボールの打ち出し方向を決める)」
「ボールの後方から打ち出し方向を決める」 などなど。
プレショットルーティンのメリットはいつもと同じ動作をする事で、緊張感を和らげ、集中力を高めてパフォーマンスを発揮しやすくする事です。
有名アスリート編ではイチロー選手、五郎丸選手、羽生弓弦選手などを例に挙げさせてもらいました。
どのトップアスリートも日頃からプレショットルーティンをする事でワンプレーの再現性を高めています。
有名アスリートのルーティンについて、以前にあげた記事が好評だったため今回は「ゴルフ界」の有名選手のプレショットルーティンに迫りたいと思います!
さあ、いってみましょう♪♪
この人なしではゴルフを語れない|
タイガーウッズ のルーティン
すでに紹介させていただきましたが、再度ここで説明させてください!
ゴルフのルーティンについて、タイガーウッズ 選手を紹介しないわけにはいきません!
タイガーがショットするまでのルーティンは以下の流れです。
- ボールの後方に立ち、打ち出したい方向・玉筋をイメージしながら素振りを数回
- スパットを決める(遠い目標物より、近くの目標物に打ち出す方向を合わせる)
- ボールの横に回り込み、アドレス
- ワッグル、スパット、ターゲット方向を確認の流れを2回
- この時打ち出し方向を体を動かさず、首から上だけ動かし方向を確認する
- スイングする
非常にシンプルですが動画で見ると一つ一つの動きが洗練されていて、滑らかでカッコいい!!さすがタイガー!!
このルーティンを見ているだけでショットを打つ前からスーパーショットを期待してしまいます!
タイガーは最終日に赤いポロシャツを着るなどプレショットルーティンとは違えど、何か自分の中のルーティンを大切にしている傾向があります。(ルーティンというよりゲン担ぎ)
是非あやかりたい!!!
宮里藍選手のルーティン|元世界ランク1位のルーティン
やはり宮里藍選手はすごい選手でした。
2010年に日本選手初の世界ランキング1位を獲得。
女子の海外ツアーでは通算9勝を挙げた、日本女子ゴルフ界を牽引してきたスーパープレーヤー。
小柄な体でありながら海外で活躍した背景にはクレバーで合理的なゴルフプレースタイルだったことは間違いありません!
興奮しますね!!笑
宮里選手といえばプレショットルーティンが確立しており、毎回同じリズムでプレイボックスに入ってからショットの初動開始までちょうど10秒。
なんと毎回このリズム!!
宮里藍選手の強みであることは間違いありません。
タイガーウッズ や宮里選手はティーアップから初動までの誤差が1秒以内だそう。
プロフェッショナル!
今回注目したのは宮里藍選手のシンク・ボックス、プレー・ボックスとエリア毎にやる事を明確にする手法を取り入れていました。
シンク・ボックスとは考えるエリアのこと。
ボールが置かれているライや風はどこから吹いているか、グリーンのどこに落とすか、球筋はなどを戦略的に考えるエリアのことです。
プレー・ボックスとはシンク・ボックスで決めたことを行動に移すエリア。実践することに集中するエリアです。
自身でディシジョン・ラインという仮想の線を引き、シンク・ボックスとプレー・ボックスを分け、プレーボックスに入ったらショットとターゲットに集中します。
シンプルですが意外に考えることと打つことを分けずに、明確なショットの決断をしないで悩ましいままアドレスしてしまうことがありませんか?
この手法をルーティン化し、ショットのイメージ、自分がこれからやるべきことに決断をして後はそれを信じて打つ!
これだけでもスコアが良くなる気がしませんか?
考え、決断し、行動に移すという当たり前のアクションをルーティン化していたことが、宮里選手がトッププレーヤーであり続けた理由の一つと言えるでしょう。
見習いたい!!
稲見萌音選手|正確無比のパットとショットには理由がある
2020年東京オリンピックの銀メダリストの稲見選手。日本中が釘付けになった映像にはショットの前、パットの前にいつも同じ動きをしていました。
映像を見ていた方なら覚えているはず。
ショット前にはバックスイングで静止、トップの位置を確認しゆっくりスイング。
トップからフォローまでの体の動きやクラブの動きを確認しているかもしれません。
そして特徴的で「あれは何やってるの?」ってなったのがグリーン上で手をかざして片目でラインを見るあの動き。
エイムポイントエクスプレスという手法というようです。
稲見選手もパット前のルーティンとして取り入れています。
カップに正対してラインを跨ぎ、足裏で傾斜の度合いを確認する。
傾斜のレベルは1から5の5段階。
次にパットのラインを確認する。
カップに対して顔の前で手を開き、カップの中心に指の端を合わせる。
この時、足裏で感じたレベルと指の本数を同じにする。(傾斜がレベル1なら指1本、傾斜レベルが2なら指2本分をスライスやフックする目安にする)
グリーンの速度、カップまでの距離に応じて肘を伸ばしたり、肘を曲げたりして打ち出す玉の方向を調整する。
うーん、言葉で説明するのは非常に難しい!
別のサイトで動画を見てください!!笑
稲見選手が正確にパットを沈めていくのはこのエイムポイントをルーティンとしているからでしょう。
私も練習してみよう♪
まとめ
いかがでしょうか。
名選手の背景にはオリジナルのプレショットルーティンがあるようです。
自分にあったプレショットルーティンを作って見てはどうでしょうか。
ポイントはシンプルに時間を取りすぎず、かつリズムよく行えるものがいいと思います。
独自のルーティンを創作するのも面白かもしれませんね!
他でも「有名プロスポーツ選手のルーティン」をまとめて見ました。
興味がある方は是非↓
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